顔弁を作り始めて丸2年が経ちました。というわけで、今まで作ってきた顔弁を一度振り返ってみようと思います。
キャラ弁よりも顔弁
顔弁を作りはじめる前に一度だけ挑戦したデコ弁(キャラ弁?)正直、2時間かけてこれか…!と思うような仕上がりでした。
「もう二度と作らない」と思ったものの、デコ弁作りのためにのりパンチを購入していたので、デコ弁よりも、もっと短時間で、簡単に、かわいいお弁当が作りたいなと思ったのがきっかけでした。
そのすぐ後に作ったのが、最初の顔弁です。
真ん中に明太子をどんと置いて鼻にするという、今思うと斬新すぎるレイアウトですが、所要時間は数十分と、デコ弁に比べるとずいぶん時間も短縮。
不器用な私でもできる簡単さも良かったです。
顔弁のアレンジまとめ
それからというもの、顔弁作りが定着。いろいろなパターンの顔弁を作ってきたので、そのまとめです。
ちなみに自分の中の決め事として、おいしそうに見えることを前提に作っており、着色するような食材などは使わないようにしています。
1.セットで作る
せっかく2つ作るなら、微妙に表情を変えたりすると作っていて楽しいです。
2.鼻を梅干しにする
ほっぺたに、梅干しや鮭フレーク、明太子をのせるのが定番なんですが、鼻に梅干しを置いてみるのもかわいいです。
3.そぼろをのせる
茶色くて量の調整もしやすい「そぼろ」は、顔弁に使いやすい一品です。頭の部分に使うスタンダードタイプもいいですし、そぼろを両端に置けば犬を作ることもできます。
そぼろの顔弁の時は、食べやすいようにスプーンとお箸がセットのカトラリーを持って行きます。

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4.卵焼きをのせる
錦糸卵をのせて外国の子供っぽく作ってみたり、オムレツをのせてリーゼントにしたり。そぼろと同じ感覚で炒り卵をのせるのもいいですし、薄焼き卵でオムライスのように覆ってしまって顔を描くのもありです。
5.とろろ昆布でふわふわヘアーにする
たくさんのせても味が濃くならない、とろろ昆布もオススメです。ふわふわっとした見た目と食感は、個人的に大好きです。あまり白っぽいとろろ昆布だと、ご飯と同化してしまうので、少し緑色が濃い目の方が顔弁を作るにはいいと思います。
6.色んな食材で試してみる
例えば高菜漬け。
ご飯にはもちろん合うわけで、美味しい顔弁が簡単に作れます。また、普段使わない食材で試してみるのも楽しいです。
ピンクのふわふわヘアーはアンテナショップで買った、削りかまぼこです。
7.麺でアレンジする
焼きそば、スパゲッティなどの麺類でも顔弁は作れます。髪っぽくしてみたり、ぐるっと丸いおにぎりの周りを囲んで置けばライオンにアレンジすることも。
全体的に言えることですが、顔弁作りには丸いお弁当箱が便利です。
二段お弁当箱だと、ごはんとおかずが別々なので、顔弁の盛り付けもしやすいです。
8.季節イベントをテーマにする
バレンタインにクリスマス、ハロウィン、節分、ひな祭り、七夕・・・などなど、季節イベントに合わせて作るのも楽しいです。
特に子供がいるママさんは、イベントに合わせて子供用にかわいいお弁当を作ることが多いようで、私の周りでも「どんなお弁当作ろうかな〜」という声を季節イベント前になると、よく聞きます。
ちなみに節分弁当はこんな感じで詰めました。
ツノは人参の土佐煮で、こう見えて意外と渋めのおかずが入ったお弁当です。
9.顔おにぎりにする
おにぎりにして顔をつけてみるのも、バリエーションが広がって楽しいです。
ただ気をつけないといけないのが、ポロポロとこぼれがちな、そぼろや炒り卵などは顔おにぎりにはあまり向かないので、海苔やとろろ昆布をうまく使うのがオススメです。
写真のお弁当箱は、柴田徳商店のものです。
おにぎりがちょうど2個入るサイズで重宝しています。
顔弁の作り方
さいごに実際作る時の手順をご紹介。
0.お弁当の完成イメージを描く
毎回描かなくてもいいんですが、例えば「サンタクロースを作りたい」とか具体的に作りたいものが決まっているものの、レイアウトが決まっていない場合などに、先に完成イメージを描いておくと作るときにスムーズです。
※写真の絵はサンタクロースではなく、おばあさんを作ろうとした時のもの
完成イメージをメモする意図なので、そんなにちゃんとしていなくて平気です。
1.あらかじめ焼き海苔をのりパンチで抜いておく
のりパンチがない場合や、のりパンチのパーツだけで足りない場合は、調理バサミを使ってもいいです。ただ、調理バサミだと大きくて切りづらいので、私はしばらくして小さいデコ弁用のハサミを購入しました。
調理バサミよりも小さく海苔も切りやすいですし、ピンセットも顔パーツの位置調整に使えて便利です。
2.材料を準備する
とろろ昆布やそぼろ、明太子など、使う材料を出しておきます。例えば明太子なら皮の部分を外しておく、梅干しなら種を取っておく、とろろ昆布は使う分だけ取り出しておく、などしておくとスムーズです。
3.ごはんをお弁当箱に詰める
4.顔のパーツをのせて完成
元々の完成イメージとレイアウトはほぼ一緒ですが、目尻のシワなど細かいものは結局省略。鼻はのりパンチで抜いたパーツでまかなえなかったので、調理バサミで切り出しています。
顔パーツをご飯にのせる時は、お箸だと海苔をつかみにくいので、爪楊枝の背の部分に水を少しつけて、海苔を引っ付けて置いていきます。
明太子はティースプーンで少しずつのせています。
出来上がったお弁当がこちらです。二段のお弁当箱で作る場合、おかずだけ前夜に詰めて冷蔵庫に入れておいて、翌朝は顔の部分だけ作ればいいのでスムーズです。
毎日作るのは大変ですが、たまに作ると、お昼休みにお弁当箱のふたを開けた時に少しだけハッピーな気持ちになれる気がします。
全ての顔弁で使っているのりパンチは、最初軽い気持ちで買ったんですが、本当に買ってよかったなと思います。
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