ゴールデンウィークに行ったイタリア。友達が住んでいることもあり、イタリアの家庭の味を楽しんで帰ってきました。
夜ご飯
イタリア到着初日は、友達が私を空港まで迎えに来てくれたので、夕飯は旦那さんが作って待っていてくれました。子供を寝かしつけた後、大人3人で遅めの晩御飯です。
メインは煮込んだ豚肉で、サラダ、パン、ポテトが並びます。ポテトは、水につけたじゃがいもをオーブンで焼き、塩で味付けしたシンプルなもの。しっとりしていて、お芋の甘さがあって、とっても美味でした。
パンがお皿の上じゃなくてランチョンマットの上に置いてあるのが初めてで「パ、パンはどういう風に食べるのかな」と聞くと、食べたい分をちぎって、ランチョンマットの上に置いていればいいよとのこと。イタリアでは、ランチョンマットを窓からパンパンっとはたいておくと、パンくずを小鳥が食べに来るっていうのが、日常の光景だそうです。 (もちろん、そのあと洗濯します)
イタリアのスーパーに行くと、本当にいろんな種類のパスタが並んでいるんですが、こういうパスタ料理には、この形のパスタみたいな定番の組み合わせのようなものがあるんだそうです。大きなマカロニのような、このパスタはひき肉と一緒にいただきました。
市販のドレッシングは、あまり使わないそうで、サラダはオリーブオイル、バルサミコ酢でいただきます。写真はモッツァレラのサラダなんですが、このモッツァレラチーズは水分の多いタイプ。水分の少ないタイプのモッツァレラというものもあり、日本でいうところの豆腐みたいな感覚を受けました。 (絹豆腐とか、木綿豆腐とか、そういう感じ)
モッツァレラのサラダは、食べやすいサイズにモッツァレラを切って、自分の取り皿の上でサラダを完成させます。このため、人それぞれ、好みの味付けでサラダを食べることができます。
イタリアのおうちピザ
生地作り
イタリア人の旦那さんが張り切って自家製ピザを作ってくれました。最近、ピザを作るためにプロ仕様のステンレス作業台を購入したという、料理好きな旦那さんなので、食べる前から期待大です。
生地はこの機械に必要な材料を入れると練って作ってくれるそう。レシピは製造元であるKENWOODのホームページに載っているから、それを見れば簡単だよと言っていました。
Cooking with Kenwood UK, featuring Recipes and UK Cookery Schools
生地の成形
オーブンで焼くので、天板に合わせた四角いピザにするね、とのこと。天板のサイズと照らし合わせながら、成形していました。
オーブンで二次発酵
二次発酵している間にピザの具材を切っておきます。左側にあるサイコロ状のチーズもモッツァレラで、まな板の上にあるのもモッツァレラ。2種類のピザを作るので、使うピザも変えています。
ピザに使うトマトソースも手作り。オリーブオイルでニンニクや玉ねぎを炒め、瓶に入ったトマトペーストを加えて煮込みます。このトマトソースは各家庭の味というのがあるんだそうです。
煮込んでいるとトマトソースがピシピシと飛んでくるので、こういう網目の蓋をかぶせていました。これだとトマトソースの飛び跳ねは防ぎながら、水分は飛ばせるから、ちょうど良いんだそうです。
この蓋ですが、町のスーパーでそんなに高くなかったので、私も買って帰ってきました。
トッピング
ピザ生地の二次発酵が終わったら、ハケでオリーブオイルを塗っていきます。
高温耐熱 シリコーン塗り刷毛 料理バーベキューブラシ ケーキブラシ オイル BBQブラシ 調理用具 8.1インチ 4色(赤/緑/ブルー/オレンジ)
- 出版社/メーカー: JunYon
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
その上に、トマトソースを塗って、ツナ、オニオン、モッツァレラチーズを乗せます。
もう1つはモッツァレラとミニトマトのシンプルなピザです。
あとはオーブンに入れて、いい感じに焼き目がつくまで焼けば完成。自宅のキッチン備え付けのオーブンは、天板のサイズが大きいのに加え、一度にピザを2枚焼けるようになっていて羨ましかったです。
焼き上がり
自家製トマトソースがいいお味!生地はパリッと香ばしい仕上がりでした。料理が趣味の旦那さんいわく、まだ改善の余地があるそうで、美味しいピザ作りにかける気合いが伝わってきました。
食後のデザート
ピザのデザートとして振舞ってもらたのがこちらのデザート。ダイス状に切ったいちごをボウルに入れ、砂糖をかけてしばらく置いておくんだそう。しばらくすると、水分が出てくるそうで、その上にレモンを絞ってスプーンでいただきます。
組み合わせとしてはジャムと一緒なんですが、イタリアのいちごは甘さ控えめで固さもあるので、甘すぎる感じもなくて美味しかったです。お代わりして食べてました。
別の日はスーパーで買ってきてくれた、このヨーグルト。
ココナッツ味のヨーグルトに、一見正露丸みたいなチョコパフを混ぜていただきます。
右上を内側に折ると、チョコパフがポンっとヨーグルトに入る仕組み。
そして、デザートのあとは毎日旦那さんがモカを人数分作ってくれて、1日の食事が終わります。旦那さん、ありがとうございました。
マーケットでお買い物
友達の買い出しにも同行してみました。週に何度か開かれるマーケットがあり、そこでチーズとハムは買うんだそうです。町の大型スーパーに行けばいつでも買えるけど、専門店のチーズやハムはやっぱり美味しいんだとか。
生ハム買って帰りたかったんですが、生肉なので気軽に日本に持って入れないんですよね。残念でした。
朝ごはん
毎朝、甘いパンや手作りのパウンドケーキを食べるのがイタリアの朝食スタイルだそうです。パンは買い置きせずに、朝になると近所のお店まで甘いパンを買いに行っていました。写真はヌテラ入りのチョコパンと、あんずジャムの入ったパンです。半分に切ってあるのはシェアしながら食べるためで、基本的にはパンは1人1個です。
日本でも買えるヌテラですが、発祥はイタリアだそう。このヌテラ入りのチョコパンにすっかりハマってしまいました。
毎朝、淹れたてのコーヒーをちゃんと飲むところが、さすがイタリアです。小さなカップでクイッと飲む夜のモカと違い、朝は牛乳を加えて飲んでいました。
余談ですが、日本製の包丁や調理器具がキッチンに結構あるのも意外でした。友達と旦那さんが揃って言っていたのが、イタリアのラップがどれだけ残念かという話。実際手にとって使ってみたんですが、ヘロッヘロだし、切りにくいし、カッター部分が箱から外れてくるし、確かにこれは厳しいと思いました。友達は、日本からお母さんが来るときにはサランラップをリクエストして買ってきてもらうんだそう。
日本のラップがどれだけ優秀か、気づかされました。
イタリア滞在中の話