micvanyのお弁当記

学びがいっぱいマイペースお弁当生活

この5年を充実させてくれた、お弁当へのラブレター

昨日36歳になりました。2015年の1月にブログを始めて、ちょうど5年。キリのいいタイミングなので、改めて自己紹介をしようと思います。

こんにちは、micvanyです

ニックネームは、昔実家で飼っていたミッキー(mickey)とバン(van)という2匹の犬の名前を組み合わせて作りました。

いまは、クックパッドという会社でサービス開発に携わっています。社名のイメージで「料理が上手そう」と思われがちなので、これまで特に仕事については記載していませんでしたが、ブログの投稿も増えて、イメージが先行するということもなさそうなので、記事に書くことにしました。

アプリ「みんなのお弁当」を担当

ブログ開設から8ヶ月後の2015年9月にリリースし、今も担当し続けているのが「みんなのお弁当」というアプリです。お弁当初心者だった私が「こんなアプリがあったらいいのに!」を形にしたアプリです。

みんなのお弁当 by クックパッド

みんなのお弁当 by クックパッド

  • Cookpad Inc.
  • フード/ドリンク
  • 無料
apps.apple.com

料理が苦手だった私にとって“彩りのいいお弁当を作る”ということは、とても難しいことでした。何を作って、どう盛り付ければいいのかって、慣れれば何となくできるようになりますが、慣れるまでがとにかく大変。

  • Instagramで好みのお弁当の画像を見つけて
  • Googleでお弁当のおかずのレシピを検索する
  • クックパッドの中から類似レシピを見つける

その手間を、みんなのお弁当では、1つのアプリ内で解決します。

お弁当を探している人にとって

レシピ付きでお弁当が投稿されるので、作りたいお弁当をお弁当箱の形状(スタイル)やカテゴリから選んで検索すれば、レシピと盛り付けがセットで見つかります。

お弁当を作る人にとって

毎日のお弁当を公開・非公開を選んで保存できます。Instagramだと、失敗したお弁当って投稿しづらかったりしますが、そういう心配はありません。自分だけの記録として保存しておくことができるので、継続を可視化してモチベーションにすることができます。

“写真を投稿する”という点においてはInstagramが機能的には近いのですが、いわゆるインスタ映えじゃないお弁当も堂々と投稿できる雰囲気のアプリです。同じ職場やクラスの人のお弁当をのぞくような、そんな距離感のお弁当が集まるといいなと思ってアプリをリリースし、今もその気持ちは変わりません。

目指している世界観

小林カツ代のおべんとう決まった! (講談社のお料理BOOK)

小林カツ代のおべんとう決まった! (講談社のお料理BOOK)

  • 作者:小林 カツ代
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1998/03/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

おべんとうの時間

おべんとうの時間

お弁当初心者が歩んだ5年

アプリ開発のきっかけは「うまくお弁当を作れなかった」という苦い経験から。入社前は料理がどちらかというと苦手でした。

入社後しばらくして企画が通り、アプリ開発に着手する時に「お弁当をまともに作れない私が、料理のプロや料理上手な人がゴロゴロいる会社で、お弁当のアプリを開発するなんて、あまりにも説得力がない」と、危機感を抱きました。それから間もなく、毎日のお弁当作りをスタートし、「社内で一番お弁当に詳しい人になろう」というのが、当時の目標でした。

技術ではとても追いつけないので、知識量でカバーする作戦。お弁当を作るユーザーさんに話を聞いたり、LOFTや東急ハンズなどでお弁当グッズを何時間も見てたり、Amazonや楽天のお弁当グッズをチェックしたり、100円ショップをのぞいたり、お弁当箱の専門店に行ったり、お弁当グッズを買い揃えたり、とにかく色々インプットを増やしました。お弁当について知れば知るほど、新しい発見があり、楽しくてしょうがなかったです。

アプリ開発のためだけでいうと、リリースした時点で、お弁当作りはストップしても良かったんですが、その時には、お弁当を作ることが日々の楽しみになっていたので、今も楽しく続けています。

www.e-aidem.com

お弁当が大好き

本格的にお弁当作りを始めて以来「作りたくない日は無理して作らなくていい」とか「おかずの品数は少なくてもいい」とか、あくまでマイペースにお弁当生活を続けてきました。

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お弁当箱コレクション

おそらく“オタク”と言っても過言ではないぐらいお弁当が好きなのですが、何がそんなに好きなのかなと、ふと考えることがあります。

  • パズルのように詰める楽しさ
  • お弁当のふたを開けるのが楽しみ
  • これまでに作ってきたお弁当の写真を見返すのが楽しい
    • 成長を実感
    • 当時のことを思い出す
  • 日々進化するお弁当グッズが面白い
  • お弁当を作る人の気持ちは優しい

あげればキリがないのですが、例えばこういうことかなと思います。

作るのも楽しいし、他の人のお弁当を見るのも楽しい。テレビや書籍、映画など、お弁当がテーマのものは積極的に見てしまいます。

もちろん、みんなのお弁当アプリに投稿されたお弁当を眺めるのも楽しみ。投稿されたお弁当の一言コメント欄に「今日はセンター本番!受験頑張れ!」とか「初めての運動会のお弁当。3時間かかって作ったよ」とか書いてあると、もうたまらない気持ちになります。誰かを思って作られたお弁当って、本当に泣けちゃうぐらい素敵で最高だなと思います。

さいごに

とりとめのない文章になってしまいましたが、この5年間で、お弁当は私の人生の一部になりました。5年越しで、お弁当への思いと、お弁当アプリへの思いをこうやって書くことができて良かったです。

また、2015年1月に開設したこのブログについても、これまでに読者として登録いただいた人数は317人となりました。通りすがりに読んでくださる方もいらっしゃいます。本当にありがとうございます。

今年も今までと変わらず、マイペースに頑張りすぎないお弁当生活を続けていこうと思います。引き続き、よろしくお願いします。